…ようやく多忙が少し緩んだので、またボチボチ始めます…。
今日、『広島発平和のメッセージ 失くした二つのリンゴ 日本と中国のはざまで長谷川テルが遺したもの』〈←番組案内、クリック)というTV番組を見たのですが、その中でテルさんの娘の長谷川暁子さん(15年ほど前に日本に帰化された。文化大革命時代には、3年間奥地の砂漠地方に下放されていた)がしみじみおっしゃった言葉がとても印象に残りました…。→「幸せであるためには、心が束縛されてはならないと思います」。切支丹時代の「踏み絵」、「信教・思想・良心の自由」問題は、人間が人間であろうとするときに、その人間のアイデンティティそのものである心の自由という、一番人間らしい部分を息詰まらせてはならないという問題だと思います。
★ 「君が代」斉唱時の不起立を理由に嘱託採用を拒否された元教師13名が、都に損害賠償を求めていた事件で、2月7日東京地裁(中西茂裁判長)が判決を出しました。判決は「不起立を理由に採用拒否をするのは、都教委に許された裁量権を逸脱している」と厳しく都を指弾し、1年分の給料にあたる1人約210万円の損害賠償を命じたものでした。それについて、地裁前の映像と判決文の概要です…
「君が代」嘱託不採用事件で教員側が勝訴(YouTube)
「君が代不起立」教員の採用拒否は違法! 〜東京地裁で勝利判決
★ 背中に「OBJECTION HINOMARU KIMIGAYO」と書いたトレーナーやTシャツを着用するというのはどうなのでしょう?「そこまで刺激しなくても…」と思ってしまうわたしですが、わが身をふりかえってみれば、自分も職場の部屋のドアに「わたしは教育基本法改悪に反対です」と書いた紙を貼っておりました。…まだ、だれからも咎められておりませんが。
都教育委員会、トレーナー着用問題で根津さんいじめ(YouTube)
根津公子さんのトレーナー着用をめぐる公開質問状
★ 2月10日、卒業式の「日の丸・君が代」強制に反対する集会で、停職処分を受けている 河原井純子教員が「不起立」への思いを語った。「がんばらない あきらめない 楽しみたい つながりたい」−肩肘はらない訴えが観客を魅了した。
けっしてあきらめない・河原井純子(YouTube)
★ テレビの討論番組で、小森陽一氏が解釈改憲が進行している状況について吼えておられます…。岩国市では、厚木から岩国への空母艦載戦闘機の移転に反対してきた現市長の井原氏が1800票の差で自公推薦候補に敗れ、これから岩国基地には空母も移転してくるでしょうし、折から高村外務大臣は「自衛隊海外派遣の恒久法をやる」と公言しています。小森氏の言葉を犬の遠吠えのようにさせてはならぬと思います。
朝生憲法改正論議〈1〉
朝生憲法改正論議〈2〉
柴田さん、ご活動がんばってください。私も軍隊と死刑廃止を願っています。
さて、今回のブログトップの
「失くした2つのリンゴ」は、次回帰国の際、家庭用ビデオで見る予定です。
人数は少なくとも、こういう表現者がいらっしゃること、テレビで流すことができたこと、とても良かったと思います。やはりテレビの力は大きいですから。こういう方がいらっしゃること、励みになります。
みつのぶさんの、
≪「信教・思想・良心の自由」問題は、人間が人間であろうとするときに、その人間のアイデンティティそのものである心の自由という、一番人間らしい部分を息詰まらせてはならないという問題だと思います。≫
ですが、以前、私もまったく同じように思ったことがあります。
私は自分なりの活動の中で、時々、気持ちがさいなまれます。
「実利や実益を勝ち取る」「『勝利する』のでなければ意味がない」と、いう方がいるからです。物事の「8割部分」、とでもいいましょうか。そういう8割を求める人が多いからです。その8割は「目に見えるもの」です。
そのような価値の前で、私は初めから実益を念頭において目指すことが性に合わず、苦手ですけれど、それを目指さないといけないのではないか、と迷いが出ます。
そうなると、行動においても、「現実的実現性」の”勝算”のようなものを割り出したい、というか、それをどこか気にするようになります。
それから「抵抗は無駄だ」という人、「流されればいい」という方や、または「流れには勝てない」という考えをお持ちの方もいます。
そういう意味では、私の考えや意見は、流れに「棹を差す」ことかもしれません。
あるとき、私は地域のために無欲で快活に活動していらっしゃる方を観察して、「流れに棹を差す」ことやその「勝算」について、質問をしました。
彼女は「きっと、ただふりかかる火の粉を消すように走っているだけよ」と言いました。
それを聞いて私は「ただ、ご自分の大事にする価値や指針に正直であろうとなさっているだけなんだなー」と思いました。
そして、私は、ひいてはつまりそれが、「人権」ではないかな、と考えました。
人がそれぞれに自分が正しいと思うこと、自分の指針を曲げずに生きられる自由とその権利。そういう自分の価値や指針を守る(うそをつかず守る)ことができれば、実益などは、実は小さなことかもしれません。自分の価値や指針を守ることとは、実質的な要求が「通ること」(事物の実現性)といった直接なことではなく、自分の指針に沿った考えや意見を、なんでもいいやで流されず・人任せにせず・自分にうそをつかず・怠けず・ちゃんと主張できたかどうかだと思いました。そのことができれば、結果に関係なく満足は得られ、自分の指針がより強くなっていくのだと思います。
今回の岩国の結果もそうです。自分の気持ちに正直に投票なさった方は立派だと思う。
私は、皆が協調して生きられるような、世の中の良い面、みんなで生きているからいいんだ、という面を見つけたいですし、でもその全体の中で、自分は、自分が自分としての考えをきちんと持つことで立っていたい、と願っています。自分の弱さに打ち勝ってそれを表現し主張を貫くことは勇気・根気が要ります。「大衆」は、ひとごとでなく、自分も大衆の中の一人、という自覚も忘れず、成長したいです。
世の中も人間もきっとそんなには変わらない。そういうどうしようもない人間の習性や宿命を背負いながらも、「変われるかもしれない」と、希望をもつこと、期待すること、そういう気持ちが大切に思います。
人間のもがきや悩みや努力、それは必要なものであって、無駄じゃないと思います。
先ほど話した8割に対し、残り2割。それは8割より少ない。でも重い。それは「見えないもの」です。量は少なくとも、その2割もなければ「完成」はしないから。
「流されればいい」という方、または「流れには勝てない」という考え。
私はそういう「人間の特徴がある」こともわかりながらも、それでもおかしいと思うことには、流れに「棹をさす」。そこに「自分がいる」。
死刑廃止運動をしていると、「死刑支持の世論が8割」とか言われて、ほんとめげてしまいます。人数の多寡じゃないとはいえ、8割を相手に「闘う」のは、さすがにしんどいですから...
先日ご紹介した森達也さんの「死刑」という本で感心したのは、森さんがひたすら、自分の疑問を大切にする姿勢です。「だけど僕には納得できない」と言って、徹底的に関係者(元死刑囚、刑務官、被害者遺族...)に話を聞きまわるんですね。そして、相手の言い分にも素直に耳を傾ける。共感できる部分を見つける。それでもまた、「やっぱり僕には腑に落ちない」と言って、考えつづける。なんて誠実で粘り強いことか。
勝ち馬に乗りたい。社会なんか変わらない。波風を立てたくない。でも、自分の中の疑問を押し殺すと、苦しくて仕方なくなりますよね。弟さんを殺されて、犯人の死刑囚と面会してから、死刑に疑問を抱くようになった原田正治さんは、とうとう去年、Ocean-被害者と加害者の出会いを考える会を立ち上げました。
でも、日本では、被害者同士でも同じような問題があって、「死刑はおかしいんじゃないか」とか、「加害者と交流してみたい」とか言うと、非難されたり、被害者団体から追い出されたりすることもあるそうです。その点、アメリカから来た死刑に反対する被害者遺族の方々は、みんな堂々と自分の意見を述べていて、それで陰湿ないじめを受けることもない、と言っています。アメリカって、間違いも勘違いも一杯あるけど、そういうところがいいなと思います。
もう一つだけ。「心の自由」というとき、それは確固たる信念や良心だけでなく、弱さや迷いも含まれていると思います。最近の日本社会の、「良くなくてはいけない」「正しくなくてはいけない」「強くなくてはいけない」という強制力の何と強いことか。弱くてもいい。迷っていてもいいから、「分からない」ことは「分からない」、「納得できない」ことは「納得できない」と言いたい。「迷う自由」「間違う自由」というのもあるんじゃないでしょうか。
自分に対する言い訳のような気もして、気がひけるのですが、最近よく、そんなことを思っています。
彼の結論は、だから「終末」というものはSF的な夢物語ではない。我々の思い通りにもならない。今、ここに、進化の最終段階に達した(つまり神の愛という宇宙創造の意味と目的を理解しうる)我々がいるのだから、そのオメガ点(愛といつくしみの支配)を不恰好でも不器用でも、どうにか現実にもたらそう…。
その成果は、数でも量でもはかれない。愛は、それらを全く超えたことだから。
今日、たとえ一人の人とでも、その愛についてどうにか分かち合うことができたのなら、それはすでに質的に終末を得ている、今晩安らかに眠れる、…などと思いながら、わたしはこのごろ日々を送ってます。
一昨年たまたま聞き知って、それ以来、ドリカムの『何度でも』、しばしば聞きます。
→http://jp.youtube.com/watch?v=n2rXFoiJfO8