2007年08月29日

『日本の青空』

 この春から各地で上映され、現在も草の根的に上映会が行われているのが映画『日本の青空』です。私はまだ見ていませんが「日本国憲法」制定過程でGHQ草案作成の参考にされたといわれる、憲法学者鈴木安蔵ら民間の「憲法研究会」を題材にした映画だそうです。私の住む近所にもこの映画のポスターがあちこちに貼られていますが、先日実家に帰ったときに、車窓から見える田舎の田んぼの一部分が「9条」の形に刈られているのには驚きました。参院選では改憲問題は背後に押しやられた形になりましたが、『日本の青空』上映運動にしろ、田んぼの「9条」にしろ、草の根レベルでの憲法問題への関心が意外と強く、かつ運動としてあらわれてきているのに感銘を受けています。
posted by ライムンド at 16:09| 東京 ??| Comment(2) | TrackBack(1) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こんばんわ、村瀬フロムソウルです。
期末試験が終わったので日本へ帰省していましたー。
PCを持たずに帰ったこともあり、とても久しぶりに投稿を拝見しています。
管理人さんお留守中のお役目とのこと、お疲れ様です。

「日本の青空」は、名古屋の南山教会でチケットを買っていたので、3月の始め頃に銀座で見ました。
地域で憲法を一緒に勉強していた方々も皆さんご覧になっていましたし、
その後、台東区でも上映していました。
たまたま私は、鑑賞の前、今年の2月のETV特集「焼け跡から生れた憲法草案」で、
鈴木安蔵氏を始めとする、尽力者たちの話を見ていたこと、
また小西豊治さんの「憲法『押し付け』論の幻」(講談社現代新書)も少し読んでいたので、
興味を持って鑑賞できましたけれど、作りとしては、憲法のことに詳しくない方もご覧になって、そのよさを
知ってもらえるようになっていたので、そういう点が良かったと思いました。
条文を読むだけでなく、制定の歴史的背景や努力を知ることは、私たちが、解釈改憲の愚に陥らないためにも必要に感じました。

ところで帰省中に、書き込みにあった柴田さんもご覧になったという、「シッコ」も観ましたー。
国民皆保険システムが、一部のアメリカ人と一部の日本人により壊されようとしている現在、これは必見の映画だと感想しました。
過去のマイケル・ムーア作品は観ていませんが、昨日大韓航空機内で
読んだ週刊朝日の映画評では、今までの中で最もよい、と書かれていましたよ。「彼も成長した」と(笑)。
彼特有の話のもって行き方や強引な構成にはやや問題もあるかもしれませんが、
しかしながら、そういうことをベースでちゃんと持ち、鵜呑みにしなければ
とても参考になるものだと存じます。観て、とてもいろんなことを考えました。

一口に民主主義といっても地理的条件や、それが導入された時期などで、
相当に、国によってその国独自の形になっていることを、あたらめて
想起しました。
そして現代のように、生き馬の目を抜くような経済下での生活ではありますが、
それでも慌てないで、宣伝に煽られず、落ち着いた、確かな「教養」を身につける
ことが、とても重要に思いました。
おそらく何やら「リード」したい人たちには、庶民がそうなることが最も怖いことであろう
(プラス、国民があまりにも健康なこと!)と、映画に登場した英国元議員も語っていました。

また、やはり私たちの国、日本が、いかに「アメリカ」しか見ていなかったか。
アメリカこそが手本で、アメリカこそが正解だと、あまりにも疑わずにいすぎた。
「押しつけ憲法」といわれていますが、これを使われる文脈ではノーですが、
しかし、「押しつけられていた」ものは、確かに様々あったと思います。
「押しつけ憲法」といわれることへの反論をする際に、あわせて、ここら辺りも
根本的に見直してみるのがいい、と思いました。
「自由」や「民主主義」という言葉の裏で、アメリカ型の「何」を押しつけられ
てきたか。例えば「消費」「消費者」などという概念も、とてもアメリカ型ですよね。
決していわゆるヨーロッパ型なイメージとは違う。

私たちはこの概念に支配されたまま、地球を「消費」していっていいのか。
しかしグローバル化で、そういうヨーロッパ型は今後どうなるのかとも危惧します。
アジアに生きる者としては、アジア型、アジアの良さも、見つかるといいと思います。
映画では、空襲でやられた国は「相互扶助」の考えが早くから根付いたのではないか、というくだりがあります。その体験がないアメリカ、ということでしょうか。
とにかくアメリカだけでない方向を、今後は沢山見て行きたいです。
それが「依存」や「中毒」から解き放たれ、本当に自立できる一歩、一つの方法かもしれません。村瀬

Posted by 哲学する主婦 at 2007年09月05日 01:31
 学会報告の準備などでお返事がおそくなって申し訳ありませんでした。韓国から帰省されたとのこと、また韓国のお話もお聞かせください。とくに村瀬さんのおっしゃるように国による民主主義の形の違いというのは興味があります。以前、大学院時代に机を並べていた韓国人留学生の先生のおっしゃるには韓国はやはり軍事独裁の影を今でも引きずってそこが社会のゆがみというのか難しさをもたらしているということでした。
 また確かに日本が戦後アメリカ型社会になることを目指してきて、これが最近に至って加速しているのは確かだと思います。ヨーロッパ大陸モデル、アジアの多様な価値観(またアフリカや南米はどうなのか)とさまざまなところに目を向けねばならないのは確かだと私も思います。
Posted by ライムンド at 2007年09月12日 18:15
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