2007年06月05日

真の「美しい国」への道すじはここに。

? 063.jpg (長崎・浦上天主堂:「被爆のマリア」
以前にも紹介しました、
野村昇平著、『国の理想と憲法「国際環境平和国家」への道』を読みました。とても感動し、希望がわいて元気が出ました。「美しい国」とは、まさに安倍政権とは全く反対の方向のこの本のヴィジョンだと本当に思います。そしてこの本には、わたしたちが安倍政権をはじめとするこれまでの日本の政治に反対する理由とこれを克服する対案が、優しい言葉で具体的にみごとに描き出されていると思いました。そのヴィジョンとは、つづめて言えば、わたしたちの国が平和憲法の前文と第9条の真意を生かして「武力によらない平和立国」を目指し、国の総力をあげて平和的な手段で世界の貧困や飢餓などの問題の解決のために貢献し、世界にとってなくてはならない大切な国となることだということです。地球規模の環境問題、食糧問題、エネルギー問題、原発問題、紛争・戦争・テロ、教育や若者たちの状況など、世界と日本の行く末に覆いかぶさる黒雲は、結局、世界の強い国々が欲と我執に基づく「力の論理」に頼ってきたことによるのであり、そこで問題はみな密接につながり合い、もつれあっていることが手にとるように分かりました。驚いたのは、ある研究によれば、各国民が感じている幸福度(健康・豊かさ・教育による)は、178カ国中、第1位はデンマーク、第2位スイス、第3位オーストラリア、アメリカは第23位、中国第82位、日本は第90位だとのことです。そうですね…、これが実感ですね。やっぱり金だけでは幸せにはなれない、金で買える楽しみとほんとうの喜びは違うんですよね。戦後、こんなにがんばって努力してきたのに…、いったい何のためだったのか…。やはり、日本国民は、戦後も戦前と同様にずっとマインド・コントロールされてきたんじゃないでしょうか、この道を行けば、シアワセなんだと。それを信じて、狭いところで絶えず厳しい競争を強いられガマンしてきましたが、結局、得たものは何だったのか? 喜びというのは、他者に勝つことではなく、他者と助け合って心が一つになるところにこそあるのですよね。…それでも、わたしたちにはまだ、戦後の原点である平和憲法がある。この憲法は、スイスやオーストリア、コスタリカなどの永世中立国の憲法よりももっとラディカルな、まさに人類が生き残るためにはこれしかないという将来を先取りしている「革命」的な国づくりの方向性です。わたしたちは、これをこれまで本気で生かしてこなかった。けれども今、もう一度、この原点を、今度こそ「捨て身で」生かそうとするならば、そこには本当の喜びがにじんできて、人々が悩み惑っている自殺やニートや引きこもり問題もみんな吹き飛ばすことができるんじゃないか!むずかしいけれども、やはりこの方向ですね。なにか、できることを探さなくては。まずは、「平和省」の設立でしょうか。下のサイトに、この本の「理想」が示されています。↓
「国の理想」ネットワーク
 イラク戦争で命を落とした米兵は3000人を超えたそうです。最前線で戦う最下層の兵士の年収はわずか1万5000ドル(180万円)だそうです。そんな低賃金で命をかけてまで、なぜ彼らは戦場に行くのかと言えば、彼らの米国での年収がもっと低いから。
戦場に行くのは負け組たち、他(日経BP)
反戦イラク帰還兵に米海兵隊が脅し(しんぶん赤旗 6/4)

ラベル:平和 憲法
posted by みつのぶ at 23:23| 東京 ☀| Comment(2) | TrackBack(3) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
みつのぶ先生、本の紹介ありがとうございました。「国の理想」ネットワークをクリックしたら、そこから、この本をamazonで注文できるようになっていたので、早速注文しました。記事を読んで、こういう考え方こそ、日本の理想であるべきだ、と思いました。平和憲法、絶対絶対守りたいです。武力ではなく、福音的に世界の幸福ために奉仕する日本であることこそが、ほんとうに美しいことだとおもいます。
Posted by 上田 at 2007年06月06日 05:55
 記事にもあるように、戦争に駆り出されるのは結局低所得層の若者でしょう。
 昨今の日本における「競争社会」化の加速、何とかしなければならないのは確かでしょうが、対処療法的に「ゆとり」をもたらそうとするだけではなく、根本的にみなが走っている「レール」そのものの見直しが必要なのは確かではないでしょうか。
Posted by ライムンド at 2007年06月06日 16:56
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