2007年05月22日

あおられて一つに凝り固まるはマインドコントロールでしょ?

[i[.jpg (預言者カール・ラーナー=ドイツのカトリック神学者)
週末、阪神のカトリック教会で憲法教育基本法についての集まりがあり、安倍政権がやっていることのコンタンやその背景、嘘いつわりなどについて問題提起してきました。同じ時間、同じ教会の別の部屋では「死といのち」について考える会があり、そちらにもけっこう人がいた。「死ぬときのことを考えるより先に、生きている間にしかできないし、今やらないと(精神的に??)殺されてしまうかもしれない問題を考えることの方が大事なのにね…」との主催者の言葉に半分同感…。信者数2300名くらいの教会、常連さんは3分の1ほど、そのうち120人くらいの方々が来られたのは、多いのか少ないのか…、憲法が変えられてしまうかもしれないこの時期には、やはり少ないと思う。だいたいの参加者は、改憲とくに9条を変えることには反対だというふうに感じられました。しかし発言するのは、国会におけると同じく、圧倒的に改憲賛成の保守派確信犯の、声の大きなおじさんたち(初めから自分の言いたいことを入念に準備してきて)。…「みつのぶさんは、専門家でもないのに、政治や経済のことを断定されては困る」ですって。←明白なことは「専門家」(それって一体誰?)でなくったって一目瞭然です。「使っている資料はサヨクのとんでもないメディアばかりだ。まるでサヨク政党の代弁者のようだ」ですって。←右も左もないです。判断基準はイエス・キリストの神のいつくしみが生きるか否か。正しいものを正しいと識別する批判力を身につけることこそ、学問することの目標です。「宗教に関係する人は、政治や経済に口出しすべきでない」ですって。←神が恵まれる一番大切ないつくしみによる生命が奪われそうになっているのに、それについて黙っているのは真の信仰ではありません。そのときに警告を発する「預言職」とは、聖書の信仰伝統でたいへん大切にされてきたこと。「他国の国旗を尊重するのは『常識』でしょう。だったら自分の国の国旗を尊敬するのも常識です。それができない根津さんのような方は、わたしの子や孫の先生にはお断りです」って。←旗なんていうモノを尊重するより「人間」を尊敬することの方がずっと大切な常識でしょう。自分の「常識」で人を一列に括らないでください。それが日本的なイジメの根源ではないですか。わたしは、国旗なんていう道具で人々の精神的な自由を括り縛り、操ろうとする企みに気づいて、「なんとかしなくちゃ」と苦しむ先生の方をずっと尊敬いたします!ともかくこの種の人々の本音は「ここは俺たちの領分だ。神父や司教がエラそうに入ってくるな。黙っていろ」ということでしょう。なにをそんなに恐れているのですか。想像するに、こういう人々は、社会で自分の立場によって得ている利益の裏側をキリストの光で照らしだされたくないので躍起になるのでしょう。カトリック信仰よりも、そういうやましさを隠そうとする自己防衛の方がずっと深く根付いているようです。こういう(内閣にも首相のまわりや有名人にもいる)カトリック信者と自称する人々が、神のいつくしみの前で空の手となり、恵みのみに最高の幸せを見出すほんとうのカトリック信者となることができますように。
 先日ご紹介した、わたしも参加した「教育基本法は憲法違反」裁判についての集まりについて、敬愛するひらのゆきこ記者は、ちゃんといらして記事を書いていてくださいました。どの方だったのかなぁ〜?。↓
主権の実現は等身大の裁判で〜日本は裁判後進国JANJAN 5/20
 怒れる杉並のおかーさん、ガンバッて!!↓
危険な国 日本〜国のために「殺し」「殺される」時代へ(JANJAN 5/20 
 中川幹事長らがさかんに吹き流す「憲法草案公募」なんていうのは、下のような見解を改悪憲法にもりこみたい見え見えの企みだとわたしは「断定」します!↓
「靖国」派がめざす国家像とは? 日本会議議連「新憲法大綱案」にみる(しんぶん赤旗 5/20
 昔は「優取り」教育でした。それから「ゆとり」教育になりました。今ではお上の「ゆー通り」教育です。↓
教師をダメにする教育3法の危険度(JANJAN 5/20 
 産経・読売・日経などばかり読んでいるニッポン株式会社関係の人々は、「日米(経済・軍事)一体関係なしには、日本はもう一歩も立ち行かない」と絶叫しがちですが、それはマインドコントロールされているのではないですか?戦前も「これしかない」で凝り固まり、そのまま火の玉になって焼け落ちたのでしたね。オータナティブな外交関係に道を見出して、平和的な手段によって世界の様々な人々から信頼を獲得していくというのが、戦争で大きな犠牲を払って悟った憲法の定める路線ではないですか。↓
ブッシュ大統領は史上最悪 カーター氏が酷評(東京新聞 5/20 
「平和憲法改定は悲しい記録に」UAE紙 社説 (しんぶん赤旗 5/19
posted by みつのぶ at 01:28| 東京 晴れ| Comment(3) | TrackBack(5) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
 みつのぶ先生どうもお疲れ様でした。ご多難な講演会だったようですね。

 この記事を拝読していろいろなことを考えさせられました。まず教会と政治との関わり方について。教会も時代の世俗社会の政治状況の影響を受けずにはいられないわけで、今の日本社会の政治状況がそのまま教会内に反映されているように思います。最近私が思うのは、ここでやはり教会固有の社会・政治・経済理論について考えてみる必要があるように思います。具体的には19世紀末以来のカトリックの社会教説の遺産をもう一度きちんと見直してみる必要があるように感じています(一信徒として私も少し今後勉強を進めようと思っています)。

 それといわゆる「保守派」の声がどうしても大きくなってしまい、そちらに議論が流されるのは確かに怖いものを感じます。「保守派」の人にしてみれば、ようやく自分たちからみて社会はまともな方向になってきたと思えるのでしょうが、いかがでしょうか。私は個人的には旧「護憲派」とも最近の「保守派」とも違うスタンス、カトリック固有の理論というのを模索しているつもりです。もちろんそれを日本で考える場合、両陣営と相容れない部分と重なる部分が出てくるでしょうが。

 しかし現在の政治の流れにおいては「保守派」のほうに危惧を抱いています。
Posted by ライムンド at 2007年05月22日 17:37
みつのぶ先生、おつかれさまでした。出席された信徒の方々の中には、きっと、発言はされなくても先生の中の善い意図を感じ取り、心の中に何かを受け取った方々も多くいらしたのにちがいないとおもいます。
昨日、たまたまラーナーの「あなたの兄弟とは誰か」という本を手に取ったら、以下のような箇所が目に飛び込んできました。
「今日の状況において発揮されるべきキリスト教的兄弟愛から生じる今ひとつの結論は、政治的責任であり、それゆえにまた政治神学がこのキリスト教的兄弟愛の本質から必然的に生じてくる・・・」そのあとにラーナーは続けて、今日では以前と違って私たちは力動的な世界に生きていて、「それによってキリスト教の隣人愛と兄弟愛には、これまでになかったある分野が増大した」と書いていました。「その分野とは、人間にふさわしい、キリスト教的にいきることのできる生活にとって、できる限り適切な一社会における、そうした生活のための社会機構上の前提条件に対する責任の分野であり、本来の政治の分野のことである。この責任は、今日ではー昔と違ってーもはや少数のひとだけによってになうことができるものではなく、ひとつの社会の中の人々皆にその責任が要求されている。・・」(カール・ラーナー『あなたの兄弟とは誰か』 中央出版社 68−71ページ参照)
このラーナーの言葉を、みつのぶ先生は、神学者としても司祭としても実践しておられるのだと、思いました。同時に、自分も一信徒として、この社会がキリスト教的に生きることのできる社会であり続けるように政治にも関心を持たなくては、とおもいました。
Posted by 上田圭委子 at 2007年05月23日 06:09
日本のキリスト教界が、第二次世界大戦下にごく少数の例外を除いて戦争協力を行なった反省に立ち・・・

こうした事実に目をそむけるものが教会にもたくさんいるのでしょう。

私は、ラツィンガーを教皇と認めていません。私がPope,Peace&Loveとたたえるのは、太陽の骨折り仕事をした教皇ヨハネ・パウロ2世のみ。

松岡にざんげの機会を与えず、自殺(他殺か?)に追いやったアスタルトアベを、サタンと同じ氷結地獄の一番深いところへ、神よ追放したまえ。アーメン。
Posted by ウリエル at 2007年05月29日 02:08
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/42489052

この記事へのトラックバック

「妻」としての印象と選挙
Excerpt: まず、辺野古の暴挙に異議を唱えるために、今年2月の大浦湾の写真を再掲します(3回目だとは思います)。 (人物の部分などをカットしたので妙な縦横比になっていますが平和さは十分に伝えらると思います)そして...
Weblog: Like a rolling bean (new) 出来事録
Tracked: 2007-05-22 08:19

安倍晋三に憲法 【新・ことわざ ○○〜に刃物バージョン】
Excerpt: 人気ブログランキング  ※より多くの人に伝えるためにポチっの協力を♪参院選までブログTOPに投票ボタン設置中〜!(参院選後、ランキング引退します)安倍晋三が北海道を皮切りに全国遊説をはじめた。憲法改正...
Weblog: らんきーブログ
Tracked: 2007-05-22 11:25

マイケル・ムーアの告発は対岸の火事か?
Excerpt: 何かと話題をさらうマイケル・ムーア監督。やってくれますねえ。およそ日本の映画界では考えられないテーマではないかと、こう最初に思いました。 ムーア監督の新作、カンヌで披露 米当局の調査には憤り(朝日新...
Weblog: 花・髪切と思考の浮游空間
Tracked: 2007-05-22 20:25

米軍さまさまにてんこ盛り法案
Excerpt: 新たにアメリカ軍施設建設(基地)や訓練地移転などを受け入れた自治体には交付金を配布するという「米軍再編法案」が参院外交防衛委員会で、今日またも「自民・公明」の与党の賛成多数で可決され、明日の参院本会議...
Weblog: 競艇場から見た風景
Tracked: 2007-05-23 02:38

緊急 NHK経営委員への申し入れ
Excerpt: 今回は『Rolling Bean』さま『【転載】 緊急 NHK経営委員への申し入れ(署名しましょう!)』経由で情報いただいた『NHKを監視・激励する視聴者コミュニティ』による「政府の違法な介入を毅然と...
Weblog: 私たちは現日本政府の体制変革(レジームチェンジ)に反対します
Tracked: 2007-05-25 07:51