安倍首相は21日よりのインド訪問で極東国際軍事裁判のインド人裁判官パール判事の長男と会談するそうです。 産経8月14日 社民党の福島党首はこの行動の政治的含意にかんして批判的です。時事通信8月15日
パール判事は極東国際軍事裁判の裁判官中、唯一「人道に対する罪」「平和に対する罪」による起訴が法の遡及効の禁止(行為したときに合法であった行為を後から制定した法でもって遡及的に処罰することは出来ないという法の原則)という観点から無効であるとして被告全員の無罪を主張した人として知られています。最近NHKでパール判事を主題にした非常によい(と私は思った)特集をしていました(22日深夜に再放送があります)。パール判事、興味深い人ですが、日本の「戦犯」の無罪を主張した背景には西洋列強の先行的な植民地支配の事実があるという読みはともかく、パール判事は日本軍の各地での非人道的行為に対する糾弾も同時に行なっていた(その限りである普遍的規範のもとに立っていた)という点は確かに押さえておかねばならないと思います。