2007年05月11日

キング牧師の言葉から

今朝、キング牧師の『自由への大いなる歩み』という本(岩波新書)をぱらぱらと見ていたら、ブログの記事にあった根津先生の言葉と共通しているような言葉が見つかったので、久々ですが投稿させてください。1954年、アメリカ南部で差別待遇の廃止をもとめてのバス乗車ボイコット闘争にキング牧師は立ち上がったのですが、この闘争に際して、キリスト者として、自分が今やろうとしていることは何なのか、それはどう解釈されるべきかについて思いをめぐらしていたときのことを書いた文章です。
「・・ぼくたちが、こうした手段に訴えるのは、正義と自由を生み出し、人々をうながしてこの国の法質を遵守させるためだ。ところが、白人市民会議の連中は、こうした手段を用いて、不正と奴隷状態の支配を永久化しようとし、人々をうながしてこの国の法律を破らせようとした。だから、ぼくたちが提案した行動を『ボイコット』という言葉でよぶのは誤っている、とぼくは結論した。・・ぼくたちが関心をもっているのは、バス会社を破産させることではなくて、正義を実現させることではないか。・・・抑圧された人々が、自分たちにたいする抑圧を喜んでうけいれるときは、彼らは、抑圧者に対して彼らの行為をうまく正当化する口実をあたえるに役立つばかりだ。しばしば、抑圧者たちは、抑圧された人々が自分達にたいする抑圧をうけいれるかぎり、抑圧という行為のなかにふくまれている悪を知らないで過ごすのだ。だから、良心と神とに忠実であるためには、正義を愛する人々は、悪しき制度と協力することを絶対に拒否せねばらなぬ。これこそぼくたちの行動の本質だと僕は感じた。」(53,54ページ参照)
posted by 静川夏理 at 18:56| 東京 ????| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする