2007年04月28日

『赦しの花』と安倍=日本人の冷酷

『赦しの花』という子どもたちの合唱CDつきの絵本と出会いました。中国遼寧省の撫順戦犯管理所の元入所者が「もう二度と武器を持ってこの大陸に来ないでください。日本に帰ったら、きれいな花を咲かせて幸せな家庭を築いてください」との言葉とともに管理所の指導員から受けた朝顔の種を毎年花咲かせているという内容です。撫順戦犯管理所については、以前にNHKスペシャルだったかTV番組をみたことがありましたし、『三光』(カッパブックス)、野田正彰『戦争と罪責』(岩波書店)を読んだこともありましたが、死刑のこととも根のつながる、思いをひそめるべき問題です。
『赦しの花』(撫順戦犯管理所の奇蹟を受け継ぐ会・九州支部作)
人間が自分の罪を自覚し、回心に向かうことはほんとうに難しいですが、「被害者の側からみて私がいかなる人間かを考えられるようになったとき、硬くこわばった心も人間性をとりもどし始める」と野田氏も『戦争と罪責』の中で書いておられます。安倍氏には、こういう点が一番欠けているから、内外からの非難を浴びるのでしょうが、日本国民全体にも赦しの恵みを知らない同じ冷酷さが共通しているのでしょう。
NYタイムズも全面広告 慰安婦問題で安倍首相批判(U.S.Frontline)
なんとか人間らしい日本人であろうと努力している人々が、寒い中、国会前でがんばっています。
国民投票法案反対!4・26国会前アクション(ビデオプレスTV・YouTube)
『マガジン9条』の雨宮さんが紹介している「高円寺一揆」にはびっくりしますが、とかく元気がないとか引きこもっているとか言われがちな若者たちにも有効なアプローチがあることを暗示されているように思いました。
雨宮かりんが行く「高円寺一揆」の巻
高円寺貧乏論説(YouTube)
タグ:赦しの花
posted by みつのぶ at 22:30| 東京 ????| Comment(3) | TrackBack(0) | 日記

死刑執行抗議

皆様
本日死刑が執行されました。
イエズス会社会司牧センターは下記の抗議声明を発表しました。

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2007年4月27日

法務大臣 長勢甚遠殿

 
田中政弘さん、名田幸作さん、小田義勝さんの死刑執行に抗議します

私たちイエズス会社会司牧センターは、カトリック・イエズス会の社会問題担当機関として、また「死刑を止めよう」宗教者ネットワークの一員として、「死刑の執行を停止し、死刑の是非について国民的議論を喚起する」ことをめざして活動してきました。

本日、田中政弘さん、名田幸作さん、小田義勝さんに死刑が執行されたことに、強く抗議します。特に、ゴールデン・ウィークの直前という不意打ちの執行には、相変わらずの秘密主義を感じざるを得ません。
昨年12月の執行の際にも申し上げましたが、カトリック教会は、「命は神が与えたもの、何人も奪うことができない」、「神は、どんな罪人も悔い改め、神に立ち帰るよう望んでいる」、「犯罪抑止や社会秩序の維持は、死刑以外の有効な方法によって行われうる」、「被害者支援は、応報感情の満足ではなく、社会全体の被害者への連帯によって行われるべきである」などの理由から、死刑に明確に反対してきました。

特に、今回死刑を執行された田中政夫さんは、獄中で洗礼を受けて、カトリック信者になりました。自らの罪を悔い、被害者のために祈る毎日でした。四肢に障害を負った星野富弘さんの絵に感動し、獄中で多くのすばらしい絵を描きました。当センターは2001年、田中さんや他の死刑囚の方の絵を借り受けて、各地で「いのちの絵画展」を開催し、多くの人々の感動を呼びました。

田中さんは、2000年10月、私たちのセンターの会報に寄稿しました。その中で、田中さんは“命が惜しいわけではないし、私の命と引き換えに被害者が生き返るのなら、今すぐにでも命を捧げるが、それで罪の償いになるのだろうか”と、揺れ動く気持ちを率直に吐露しています。私たちは、田中さんに、是非とも生きて罪を償ってほしかったと、心から思います。

死刑判決が増え、死刑囚の数が増え続ける現状を、帳尻あわせするかのように立て続けに死刑を執行することに、強い憤りを感じます。人の命は、断じてそのように軽く扱われてはならないと思います。一刻も早く死刑の執行を停止し、死刑の是非を国民的に議論し、合わせて犯罪者の更生策、被害者救済策を総合的に検討されるよう要望いたします。
イエズス会社会司牧センター

posted by みつのぶ at 11:41| 東京 ????| Comment(1) | TrackBack(2) | 日記