新年はどうなるでしょう? どうしていったらよいのでしょう? 希望をもって、「よく見聞きし、わかり、そして忘れず…」(宮沢賢治・「雨ニモマケズ」)にいきたいですね。それでは、心より、よいお年を!
続きを読む
| 日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 2 | |||||
| 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 |
| 10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 |
| 17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 |
| 24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 |
| 31 |
利害渦巻く自民党の中で総理大臣をやっていくのもたいへんです。政権がどこまでもつのか危惧の声がささやかれたり、安倍氏がナベツネ氏からサポート―あるいは誘導―発言を受けたりしている(次の「朝鮮日報」記事参照)背景を解き明かすような記事です。以下、引用…
教育基本法の改正の顛末など、今年の出来事を振り返ってみると、日本社会は気味の悪い方向に向かっている感が強い。日本社会のこうした趨勢について、国際的にはどう見えているのだうか。
「闇の中を歩む民は、大いなる光を見た」(イザヤ書9・1)、これはクリスマスのメッセージの核心でしょう。
「闇(やみ)」は「止む」であり、「夜見」であり、「黄泉(よみ)」、つまり死です。関係するのは「病(やまい)」でしょうが、これはいのちの源である「い」(=息・生きること、祈りの「い」)が止むことです。病になれば、まとまって充実し、満ちあふれたつながりであった「いのち」がバラバラになってしまいます。
2006年12月22日
「教育基本法の改悪をとめよう!全国連絡会」呼びかけ人大内裕和、小森陽一、高橋哲哉、三宅晶子
安倍政権が、彼らにとって一番だいじな支持者から求められている本当の課題は、グローバル化した市場世界の中で日本がアメリカと共同歩調をとって勝ち馬に乗り続けるということでしょう。そこでグローバル化のために後付けでナショナリズムをもってくるところが、そもそもアクセルを踏みながらブレーキを踏んでるみたいで無理があるのですよね。広田照幸先生《公聴人の一人・日本大、『教育基本法改正案を問う』(学文社)より》によれば、現代の世界は、地縁・血縁共同体/国/市場/市民社会という各コーナーの中にただようわたしたち個人が「地縁・血縁共同体/国」のエリアからどんどん 「市場/市民社会」の方にシフトしている、つまりどんどんバラバラ(各個)になる動きの中にあるとおっしゃっています。そうした状況下で、小泉=安部ラインは、新自由主義を推し進める(誰のために?)という本音のために、暴動や反乱が起きるとマズイし単純労働力(その中には兵隊さんも含む)を確保できるよう、権威的に国民を押さえつけて束ねて、放っておけば自然に流れていく各個化への動きを無理やりナショナリズム(地縁・血縁共同体/国)の方に引き戻そうとしているのでしょう。
広田先生は、でもそもそも人々が実際に交じり合うこれからの本当のグローバル社会では、もうアメリカ一辺倒では立ちゆかない、アジアと好い関係をつくらなければ日本はなり行かない…、とおっしゃっています。その点で、この「しんぶん赤旗」の主張には頷けますが…。民主党の鳩山氏は、共産党とは選挙協力しないなんて言ってますね。より大きな一致のために、互いに小異を自己主張したりけなし合うのはやめてもらいたいと思いますが。
続きを読む
数の多い強い者がなんでも思うようにするのは、民主主義ではなく「独裁制」というのですよね…。
「安倍首相 在任中の憲法改正に強い意欲示す」<日テレNEWS24 12/19 より>
臨時国会の閉幕に伴い、安倍首相が19日午後6時過ぎ、記者会見し、首相在任中の憲法改正に強い意欲を示した。
この中で、安倍首相は今後の政治課題として「在任中に憲法改正を成し遂げる」とあらためて強い意欲を示した。また、来年の通常国会では、改正の手続きを定める国民投票法案の成立を目指すと強調した。
このほか、いまだ党内でも批判がある郵政造反組の復党について、「復党によって改革を進めていくこの姿勢に揺らぎはない」と理解を求めた。
「人格の完成」や「人権の尊厳」について、やはりキリスト教の信仰者には譲れないものがありますね。
同連盟の「憲法改悪を許さない共同アクション担当者会」は、連盟傘下の諸教会・伝道所と教会員が各自の信仰告白の課題として憲法問題に取り組み、祈り連帯していく運動を展開するよう求めたい考えだ。
占領下の1947年に制定されて以来、一度も手が加えられてこなかった教育基本法の全面改正案が参院で可決され、成立した。6年前に教育改革国民会議が同法の見直しを提言して以来、「愛国心」の表現などをめぐり延々と議論が繰り返されてきた末の「新法」誕生である。
改正で何がどう変わるのか。教基法はあくまで理念をうたった法律であり、いじめ問題などに揺れる学校の姿がすぐに変わるわけではない。しかし教育行政に対する国の関与を重視した項目が散見されることには改めて注意を払いたい。解釈や運用、関連法の改正次第では現場にじわじわと影響を及ぼす問題である。
改正教育基本法が成立した。終戦間もない一九四七年に制定されて以来、初めての改正だ。「教育の憲法」と位置付けられてきた基本法の改正は、日本の教育の在り方を大きく変える可能性がある。
現行の教基法の前文は「われらは、さきに、日本国憲法を確定し、民主的で文化的な国家を建設して、世界の平和と人類の福祉に貢献しようとする決意を示した。この理想の実現は、根本において教育の力にまつべきものである」としたうえで、憲法の精神にのっとって教基法を制定するとうたう。
改正教基法にも「憲法の精神にのっとり」という文言は盛り込まれた。だが、前文や条項を丹念に読んでいくと国家管理に利用される恐れの項目が多くみられる。現行法と改正法の間には、将来的に社会にあつれきをもたらしかねない活断層が横たわる。
「愛」は強制できぬ
最大の焦点だった教育目標の「愛国心」について、押し付けにならないかとの懸念は国会審議の政府答弁で払しょくできなかった。改正法は「我が国と郷土を愛する態度を養う」と明示する。
安倍晋三首相は「国を愛する心情を内面に入り込んで評価することはない」と述べた。しかし「日本がどういう伝統や文化を持っているかを学習する態度を評価する」とも答弁した。
小泉純一郎前首相は、学校現場での愛国心評価には否定的な考えを表明していた。安倍首相は踏み込んだ感じがする。学習する態度を評価するなら、子どもたちの心に圧力がかかると考えるのが自然であろう。伊吹文明文部科学相は「心があるから態度に表れる。教える場合は一体として考えても構わない」と述べている。
「愛」は強制や押し付けではぐくまれるとは思えない。愛国心を教育現場へ持ち込むことで混乱が予想される。
分権の流れに逆行
気掛かりな条項には教育行政に関する規定がある。現行法にもある「教育は、不当な支配に服することなく」に続いて、改正法に書き込まれた「この法律及び他の法律の定めるところにより行われる」との表現だ。
わざわざ付け加えたのは、法律をつくれば、それに基づく命令や指導は不当な支配でなくなるとの狙いが込められているのだろう。伊吹文科相は、教職員組合などを念頭に「特定の団体の考え方が教育を支配することを排除する条項だ」と説明した。
現行法が「不当な支配に服しない」としたのは、戦前の国家による軍国教育の反省に立ち、教育の自主性を尊重したからだ。改正法は国家介入を抑制するどころか介入の手掛かりを与えるといえよう。
改正法は「国は、教育に関する施策を総合的に策定し、実施しなければならない」とも定めた。現行法より国の関与を明確にした。分権の流れに逆行して中央集権的教育行政になりかねない。
息苦しさ招くな
いじめによる自殺が相次ぎ、不登校や校内暴力も後を絶たない。青少年のモラルの低下も見過ごしにできなくなった。学校現場の混乱や、社会全体が抱える教育の深刻な問題を何とかしなければという切実な思いが国民の間に高まっている。たゆまぬ教育改革は必要だろう。
だからといって、国が管理を強めることには慎重でありたい。改正法は、愛国心のほか、行き過ぎた個人主義を是正するために「公共の精神」の重要性を強調したが、押し付けてもしっかり根付くとはいえまい。
日本は阪神大震災を経験して、ボランティア活動やNPO活動が活発化している。互いに助け合い、支え合うとともに、国民一人一人が「公」に主体的にかかわろうとする動きといえる。自主、自発的に公に参画していこうとする機運をさらに高める教育を支援することこそが国の取り組むべき課題であろう。教育の混乱の要因は、現行法がうたう崇高な理念を輝かす努力を怠ってきたことにあるのではないだろうか。
政府は、教基法の改正を受け、授業や指導内容を規定した学習指導要領などの見直しに着手する。教育に国の関与が強まることで、教育現場を締め付け、混乱と息苦しさが広がらないか心配だ。警戒を強めたい。